ワンツーパス


ワンツーパス(壁パスとも呼ぶ)は、2人のパス交換で素早く相手ディフェンスを抜き去っていく美しいプレーですが、かなり高度です。

U-8(小学2年生以下)の試合ではワンツーパスをほとんど見ません。これが流れの中で出来る子たちは相当なレベルだと思います。

まず、インサイドキック、ワンタッチパスが正確にできなければ練習にならないので、この2つが完璧になってから取り組みましょう。


練習方法

ワンツー1 子供のパスからスタート
  • 5m~10m程度離れてゴールに向かって横に並ぶ
  • 子供は親にパスを出すと同時に前方にダッシュ
    ※ このとき、パスはインサイドで足下に出すこと
  • 親は子供の走るライン上の3、4歩先を狙ってパスを出す
    • 蹴る瞬間に子供がいる位置から3、4歩先を狙う
    • 「バン、1、2、3」のリズムで受けられるように
       親のパス(パン)が出てから3歩目で受ける

子供が壁になる
    「子供のパスからスタート」と同じ手順で親子が交替
    • 親は子供のダッシュと同じ程度のスピードで走る

ワンツー2
連続ワンツー
    スタートは前述の練習と同じ

  • 壁役もパスを出すと同時に前方へダッシュ

  • ワンツーで返されたパスをワンタッチで返す(3、4歩先へ)

  • これを4~5回繰り返す
    ゴールがある場合は最後にシュートしましょう


指導のポイント
  • 慣れないうちはあまり離れない方が良いでしょう(最低5mは離れましょう)
  • ボールを受けるときは相手を見ながら走って良いです
     ダッシュを開始するときは前を向き、それ以外は相手を見ましょう
  • 親は出来るだけ一定のスピードで動いてあげましょう
  • パスはしっかりグラウンダー(浮き上がったり、跳ねたり、バックスピンはダメ)になっているか気をつけましょう
  • 受け手が方向転換やスピードダウンをしないパスの強さ、出す場所になっているか気をつけましょう
  • いつも、ディフェンスがいるつもりでパスの方向に注意しましょう
    ※ ディフェンスの位置は最初にボールをもっている方の進路を塞いでいると想定する
    もし、ディフェンスにつく人がいれば普通にボールを追うようにしましょう



2010/3/11