ボレー


浮き球のセンタリングやこぼれ球をシュートするとき、インステップで蹴ろうとするとクロスバーのはるか上を越えていくことが良くあると思います。

しっかり待てればいいのですが、ゴール前ではディフェンスも必死にクリアしようとするのでそうはいきません。

ボレーならボールが地面付近に落ちてくるのを待たずに、ゴールの枠内でシュートをたたき込むことが出来ます。

ダイレクトのボレーなんかは難しそうですが、ボレーキック自体はボールを蹴るフォームが出来れば難しくありません。

難しいのは落ちてくるボールに合わせながら、ゴールキーパーの位置を見たり、ゴールポストの位置を意識してシュートすることです。
この練習ではそこまで要求しないで、しっかりボールに当てられることを目標にしましょう。

練習方法
ダイレクト・ボレー
ダイレクト・ボレー
ダイレクトの練習ですが、最初はワンバウンドさせ、その落ち際を蹴る練習をしましよう
  • 子供の2~3m手前に落下するように、アンダーパスで高くボールを投げる
     投げ手の場所は、5~7m離れて
      - 最初は蹴る方向に対して少し斜めの左右
      - 最終的に、蹴る方向に対して90度
  • 子供はボールの落下点に動き、体の向きは蹴る方向に対して90度、蹴り足の膝を曲げ、膝下が地面に対して平行になるくらいに上げる
  • ボールが落ちてきたところに足を伸ばすように振り、ボールの中心に足の甲をしっかり当てる

    ※ 上手くなったらノーバウンドで練習


ハーフ・ボレー
ワンバウンドしたボールの上がり際を蹴るハーフ・ボレーから練習しましょう
ハーフ・ボレー

  • 子供の1~2m手前に落下するように、アンダーパスでふわっとボールを投げる
     ※ 投げ手の場所は、ダイレクトボレーと同じ

  • 子供はボールの落下点に動き、体の向きは蹴る方向に対して90度、蹴り足の膝を曲げたまま後方に少し上げる

  • ボールが跳ね上がるところに足を伸ばすように振り、ボールの中心に足の甲をしっかり当てる



指導のポイント
  • 足を振るとき力まず、ボールにしっかり当てることを意識させましょう
  • ダイレクト・ボレーは上手くなってきたら、たたきつけて蹴るようにしましょう
    (シュートはゴールキーパーの脇の下にバウンドするように狙う)
    シュートをたたきつけるには、ボールの斜め上から膝をかぶせるような気持ちで蹴る
  • 軸足の踏み込みでリズムを作って蹴りましょう

2010/3/31